バルトの旅報告を始めてすぐ、ルイス・カーンの映画に脱線してしまいました
でも、そのルイス・カーンがエストニア生まれと言うことを知って
何だか不思議な縁があるかな・・・と、ちょっと思ってみたりして・・
カーンは5,6歳くらいに、家族でアメリカへ移住したそうなので
彼の作品に、エストニアの影響は無いと思われますが・・
さて、初日ヘルシンキで見て回ったところ
「岩の教会」と私が勝手に呼んでいますが、それでは申し訳ないと思い
調べました、ほんとの名前を
「テンベリアウキオ教会」
壁際はトップライトになっています
うまく撮れてはいないけど、トップライト部以外の天井は銅板張でグルグル渦巻き
なかなか魅力的な天井だったのですが・・・
祭壇方向を見たところ
本当に岩盤をくりぬいて、それに屋根を架けた岩教会なのです
屋根と壁の接するところのディテール
壁の質感、岩の持つ圧倒的な力強さ、荒々しさ
聖水盤も当然岩を使って、デザインされてます
壁と床の接点のディテールを追加します
岩盤をくりぬいた壁には、そのまま、湧き水とか雨水とかが伝います
そこで、床と接する所には、側溝が切ってありました
岩を伝った水は、教会の床を濡らすことなく、排水されていきます
おおらかな水仕舞いの方法というか、この岩を生かせば、こうなる・・・ということ