三井邸
戦後、財閥解体があったのが、いったい何時頃だったのか知りませんが
この屋敷を見ていると、お金持ちも結構大変だな~・・と思ってしまいます。
台所は写真に撮っていませんが、それまで見た田園調布の家、前川邸等は
女中室はあるものの、こじんまりとした台所で、あっさりしたものでした。
それに比べると、ここ三井邸の台所は、学校給食の厨房か・・と思うほど広い!
ということは、それだけ来客が多いということなのでしょう
なんにしろ、これでは我が家として落ち着いた暮らしは望めない・・・という代物でした
応接 和室(畳敷き&意匠も和)に絨毯を敷いて、椅子&テーブルを置いている
(写真を見て気付いたのですが、ジュータンの色がピンク系の赤ジュータン・・・東京駅と同じ系統に見えます。東京都はピンク系の赤がお好き?)
その部屋の天井
意匠はまるまる、和室ですよね
そんなところに、わざわざ椅子・テーブルを置いて暮す意味が分かりません
そしてまた、天井高がすごく高いのが、わかるでしょうか・・・
普通、住宅の階段は、2階まで14~15段ですが、この家は30段ありました
2階廊下にある、シャンデリアをぶら下げるための、折り上げ天井
もう一度いいますが、ここは2階の廊下です
焼け残ったシャンデリアをどこかに使わなくては・・・と、苦肉の策だったのでしょうか・・
玄関ホールに下がる、アールデコのペンダント
来客用洗面台 (輸入ものですね、脚に注目)
このブログを始めて、改めて分かったのですが、私は結構洗面所の写真を
撮っています。別に TOTO の関係者ではないのですが・・・。
なぜか、気になるので、これからも時々洗面台廻りが出てくると思います。