大内山雑記帳 

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マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>7

設計:ル・コルビュジェ  (竣工1952年)

飽きもせず「ユニテ」です。
興味の無い人にとっては、「何の写真~?」ってなモンでしょうが、そこは駄写真も発表と決めたんですから、どこまでも「ユニテ」は続くのです。我慢してください・・・。

メゾネット型の上階入口タイプの住居です。入ってすぐ右手にキッチン、そして食堂との間仕切り家具があるのは、前出のタイプと同じです。その家具を、食堂側から見ます。
家具高さが押えてあるので、圧迫感はありません。
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入口付近から、食堂を見ます。奥は吹き抜けていて、下は居間になっています。
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その吹抜けを見下ろした所。バルコニー手摺、日除け庇にも注目。
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下階に下りて、居間からその吹抜け部を見上げた所。
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by ouchiyama-archi | 2006-02-28 09:48 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>6

設計:ル・コルビュジェ

ユニテ住居の探検は続きます。
階段を上がって中央部分に水廻りがあります。(器具はオリジナルではなさそう)
かなりコンパクトな造りで、便所は独立しています。
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階段付近から、窓・バルコニー側を眺める。
見事なくらい天井直付け照明器具はありません。
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バルコニー側の建具廻り。木製建具がやさしい表情を与えてくれます。
下部の木製横桟が微妙なカーブを描いているのがわかりますか。
ガラス戸を開ける時の取手を兼ねたデザインだと思います。
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そこから、部屋を見返すと・・・。茶色間仕切り家具の後がバスルームの入口。
右側造り付け家具のように見える部分が、階段室の天井UP部分。
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もう一度、階段付近に戻って、その階段を見下ろす。
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この住戸は1LDKのタイプで、小さな個室はありません。
間口約4mの住まいなのですが、狭く感じることはありませんでした。
by ouchiyama-archi | 2006-02-27 09:49 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>5

設計:ル・コルビュジェ

昨日は用があって、一日外出していました。
事務所に戻ったのは午後6時過ぎ。仕事を片付けたら7時・・。
「ブログアップしてないけど、帰らなくっちゃ~」 (ブログはお休み)
荒川静香のフィギアを、NHKで夜7:30~から放映するって、見なくっちゃ!!

よかったですね~、奇麗でしたね、優雅でしたね~。金メダルおめでとう!!
私、大好きです。
あの凛とした佇まい、自分が美しいと思うものを追求する姿勢、素敵です。

・・・え~っと、ユニテです。
本によると、ユニテには、単身者用から家族用まで23タイプ(!)の住まい、住戸数計337戸、他にもスーパー・ホテル・事務所・幼稚園・体育ジム等がはいっています。

そのうち、2戸の住戸を見学できました。
竣工は1952年ということを頭に入れて、写真を見て下さい。
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キッチン換気フードの外側が浅い棚になっていて、フライパン等をひょいと引掛けて納めるように、工夫されてます。引戸付き。電気コンロもオリジナルとか。
引き手も見て下さい。半世紀前のデザインです。・・古くない・・・。
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シンク廻り、オリジナルだそうです。
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ダイニングとの仕切り家具です。これもオリジナル。
ステンレスの天板にプラスして、タイルを張っています。
これだけで、ステンレスの味気なさが、また違った表情を持ってきます。
解説では、鍋を直接置けるようにタイル・・と言ってましたが、ステンレスで充分なのに、わざわざ手間をかけて、タイルをはめ込んでいるのです。
下部引き戸の引き手形状にも、注目。フラッシュ戸ではなく、合板製の薄い戸でした。
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初めに訪ねた住戸は、玄関を入ってから、上がって行くタイプ。吹抜けは無し。
その階段、パースペクティブかかって見えますが、実際、踏板は台形をしていました。
by ouchiyama-archi | 2006-02-25 12:42 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>4

設計:ル・コルビュジェ

中へ入ります。EVは横長でかなり大きなものが2基(何人乗りだったか・・)
この集合住宅は、メインがメゾネット(1住戸のフロアが2層にわたる)式の住宅で
共用中廊下に対して、玄関を入って上がって行くタイプと、下がっていくタイプがあります。
断面図を見てください。(3層ワンセットで中間階に共用中廊下)
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で、次の写真2枚は、その中廊下のスナップです。
もちろん、2つは階が違います。
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集合ポストの色が黄色の階と、青色の階と。
各戸のドアの色も違うのがわかるでしょうか。
廊下内壁は玉砂利洗い出しパネル張りのようです。

中廊下タイプは、どうしても廊下が外気に面しないため、人工照明に頼らざるを得ません。
その弱点を補うためか、廊下幅は広く、ドアはカラフルに・・。

中廊下はそうとう鬱陶しいだろうな・・・と想像していたのですが、意外と大丈夫。
ただ、日本のように照明ガンガンと言うわけでは無いので(日本のマンションの共用部の照明は数が多すぎるのではないでしょうか、前から思っていたことなんですが・・) 廊下が薄暗いという印象は持ちました。ちょっとイヤ・・と言ってる人もいました。
わたし的にはOKです。
だけど本当に、見事なくらい天井灯がついてないんです。
by ouchiyama-archi | 2006-02-23 14:10 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>3

設計:ル・コルビュジェ

時間が、時間が・・・と焦りながら、写真を撮ったので抜けてる所がたくさんあります。
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こんな角度では、見てないぞ~。・・・残念、何しろ時間が・・・。
これは雑誌からちょっと写真をいただきましたが、著作権とかあるならゴメンナサイ。
どっちの妻面だったのでしょう・・・。
バスで近付いた時は、見た妻面が打ち放しだったように思うので、その反対側か・・。
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これは、玄関入口廻りから見た外観です。
玄関屋根庇の形が面白い。

追記:このブログの来訪者がちっとも増えないので、題の「大内山雑記帳」に、カッコ付きで、芦屋の設計室から・・・というのを付け加えてみました。芦屋は事務所のある場所、設計室は私の仕事を表わせるように・・・。何か変化が出るでしょうか・・・、どうかな~。
by ouchiyama-archi | 2006-02-22 17:43 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>2

設計:ル・コルビュジェ

先日、仲間うちでスライド会をしたのですが、その時この「ユニテ」の話が出ました。
何人かは、「若い時、見に行った~」と、言ってました、やっぱりね・・。
私はこの年になっての、初「ユニテ」の上、暗くなってくるので焦るアセル・・・。
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バスを降りて、眺めたユニテ。周囲は結構ゆったりしてます。

旅から戻って、撮ってきた写真を見て、笑ってしまいました。
焦ってる気持ちが先になって、じっくり見据えた写真が無いのです。
それでも、メゲずに写真発表。
コルビュジェの作品集には、厳選された写真しか載ってないんだから、
ユニテだけは、駄写真でも何でもOK路線でいきます。
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ピロティの下を通り、玄関入口方向へ回って行きます。
1枚目写真に写っている、赤い棒状のモニュメントの横を通っていきます。
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ここが、ユニテの共通玄関を横から見た所です。
屋根庇が本体から浮いているように見えるのが、いいですね。
by ouchiyama-archi | 2006-02-21 10:37 | ル・コルビュジェ

マルセイユ <ユニテ・ダビタシオン>

設計:ル・コルビュジェ
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言わずとしれた、コルビュジェの「ユニテ・ダビタシオン」
建築を勉強した人間なら、何度、この建物の写真を目にしたことでしょうか・・・。

今回の旅の真打ち登場です。(各戸バルコニー袖壁の色の塗分けに注目)
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アルルからここへ直行してくれたらよかったんだけど、ガイドさんにしたら、あれもこれも案内したいということで、到着は日没までにあと1時間を切っているという状態でした。
かつ雨のため、余計暗くなるなる時間は早まって・・・。
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もう半世紀も前の建物だというのに、この迫力は何なんでしょう・・・。
(もうすぐ暗くなってしまう・・という焦りが、私を急がせてしまいました)
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階段室コア、入口へ通じる側の壁面に彫られた人体像。
原寸で、背の高さは1m70cmくらいです。
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このピロティの力強さ、四角い柱ではなく、上部の建物をガッチリ支えているという心意気(?)を形にすると、こうなるのかな・・・と思ったり・・・。
コンクリート打ち放しの醍醐味。
by ouchiyama-archi | 2006-02-20 10:17 | ル・コルビュジェ

アルル <プロヴァンス>

昨日、建築仲間から電話がありました。
見学会のお誘いだったのですが、その後、「ブログ、観てるヨ~」とのお言葉。

・・・うっ、嬉しい~・・と思った途端、「なんか、観光旅行に流れてんじゃないの~?」
・・・という、きついお言葉・・・。

そんなこと・・・そうかな・・・そうかも・・・・。
建築絡みで旅行写真発表、という初心は、いつしか、この写真も、あの写真もと、ついつい欲張って、だらだらと垂れ流し状態に陥っていたかもしれない・・・と、反省しました。
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反省した写真がこれかい?・・と言われそうですが、ガラリの色を見て下さい。
微妙な色で、日本ではあまり使わない色合いです。
他にグリーン系統、紫系統のガラリの色がありました。
壁の色とも相まって、「プロヴァンス風」と言われる色使いの一端をお見せしました。
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アルルの闘技場の上から見た、アルルの街並みです。
円形闘技場に添って、放射線状に、街が展開している様が見て取れます。

ミストラルに吹かれ、凍えていたら、雪になってしまいました。
11月だというのに(そんな前の旅行記でごめんなさい)
雪で白くなったプロヴァンスの風景を見ながら私たちは、一路マルセイユへ・・・。
by ouchiyama-archi | 2006-02-18 11:30 | プロヴァンスの旅05.11

アルル <ローマ遺跡>

塩野七生さんの「ローマ人の物語」が大好きで、今ⅩⅣ(14)巻を読んでいます。

ローマ誕生・・それこそ神話の世界から始まって、共和制時代・
ユリウス・カエサルの行動・活躍、それ以降の帝政ローマをずっと本と共に見てきました。

14巻では、コンスタンティヌス帝(コンスタンティノープルに都を移した皇帝)が亡くなり
その子供が帝位に就いていきます。

そんなふうに、古代ローマをゆっくり読み進んでいるので
ヨーロッパを旅した時、ローマ遺跡をじかに目にすると
なんだか、古代ローマの一端に立ち会えたような気がして、感慨もひとしお・・・。

アルルに残る、円形闘技場
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古代ローマ劇場跡
古代ギリシャの劇場は、山の斜面を利用した開放的な造りであるのに対して
ローマ時代の劇場は、都市内の平坦地に移ります。
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ローマ共同浴場
コンスタンティヌス帝時代の4世紀に建造されたそうです。
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水道橋・闘技場・劇場・浴場・・・どれをとっても、建造するには多大な労力が必要。
快楽のために、労力を惜しまないローマ人とは、いったい何者だったのでしょう・・。

ローマ時代のそんな施設の数々を、現代人の私が見て感嘆するのですから
当時の人々が、ローマ帝国のそんな技術や文化的生活にすっかり魅入られ
あこがれのローマ市民となるため、ローマ帝国に組み込まれていっても
そ~だろうな~・・・と、妙に納得してしまうのです。
ローマの圧倒的優位も、時の経過と共に、崩れていくのですが・・・。
by ouchiyama-archi | 2006-02-17 10:49 | プロヴァンスの旅05.11

アルル <市役所の天井>

前出の教会の横に、アルル市役所があるのですが
その天井が、少し 変わっていました。
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何が変わってるって・・・?よく見る石の天井じゃないの・・・・って・・。

よ~く見てください。
アールがすごく浅く、さらにそれが複合合体しています。
アーチ状の天井は、そのアールの高さで力を伝えていきます。
こんなに平たいアールだと、アーチ状に力を伝えるより
自身の石の重さ(自重)が、そのまま、下向きに働いて
形状を維持しようとするのは、結構大変なことのように思います。
・・・・という説明でOKでしょうか、ご一緒した構造設計の方々・・・。
by ouchiyama-archi | 2006-02-16 09:34 | 天井



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