設計:ル・コルビュジェ
とうとう「ユニテ・10」になってしまいました。でもね、まだ続くのです・・・。
今日は、中間階にあるパブリックな用途になるハズだった所について。
コルビュジェは、日常生活に必要な商店が入ったりして、小さな街路になることをイメージしていたようですが、今はミニスーパーが残っているのと、ユニテを訪ねて来る観光客相手か、コル関連の本やポスターを扱っているお店が1軒残っているだけでした。
後は、事務所が入っているのでしょうか、寂れた通りとなっていました。
この街路(と敢えて呼んでしまいます)だけが、通路としては外気に面し、しかも他の中廊下とは違って、2層分の天井高を持った、吹抜け空間なのです。
窓がその天井高いっぱいに開いていますから、日中は陽が燦々と降り注いでいることでしょう。(西向き開口だったと思います)
窓の外には、竪ガラリのコンクリート製ブリーズソレイユ(日除け)があり、外観に変化をもたらしています。窓際にあるのは、造り付けベンチです。
街路の反対側から、先の赤壁方向を見ています。(右手が全面開口ガラス面)
街路脇のベンチです。
街路灯です。同じデザインで、EVホールにもこのポール照明が立っていました。
街路端部が、このように緑色と(反対側は)赤色に塗分けられています。
そして、あの有名な人型が、中廊下からその街路に入る入口部分に、設置してありました。奥右手に見えるのがスーパー、物が通路にはみ出しています。
大人の男性が、片手を上げてその指先高さ=226cmが、天井高となっています。
私は今年の年賀状に、この人型写真を使いました。